
受験には必須と思われている英語。大学により扱いもいろいろです。
合格の確率を上げるため、共通テスト利用でリスニングの配点が低い大学を探してみました。自分の息子のために探したのがきっかけですが…。
中には、これで良いのかな?と思われる学部が配点を低くしています。
誰にでも苦手なものはありますけどね。

現在の大学受験システムは受験機会が増えるように、至れり尽くせりになっていると以前に記事(こちら)にしました。
今回は共通テスト利用入試での英語の扱いに特化した記事です。
英語のリスニングが苦手
共通テストの英語には、筆記(リーディング)とリスニングがあります。英語は苦手だけどリスニングだけは得意という方はほとんどいないでしょう。
しかし、英語は配点の対象になっています。とりわけリスニングはどうしてもダメという生徒もいるわけですが、大学にどうしても行きたい、そんな受験生の合格の可能性を上げるための参考になれば幸いです。
共通テスト利用入試で
共通テストを受験した結果を私立で利用することができます(記事はこちら)。
それでは、共通テストでの配点はどうなっているのでしょうか?
典型的な例だけですが、英語200点(リーディング、リスニング各100点)、国語200点、社会100点(1科目)です。
つまり、共通テストでの英語のリーディングとリスニング比率は1:1です。つまり全体の20パーセントがリスニングという事実!これを頭に入れておいてください。
こうなるとリスニングが苦手な受験生は絶望的です。
しかし、ちょっと待ってください。
大学はちゃんと配慮してくれています。(笑)
そんな方のために、英語は避けられないとしても、リスニングの配点を下げてくれている大学があるのです!
そんな大学をまとめてみました。対象は都内の主な私大文系です。
なお、表のリーディング:リスニングとは、英語の合計点をどのような比率で按分しているか、ということです。
大学 | 学部 | リーディング:リスニング | 備考 |
---|---|---|---|
駒澤 | 仏教、文、経済等 | 4:1 | |
法 | 3:1 | ||
経営 | 2:1 | ||
専修 | 文(日本文学文化,哲学,歴史,環境地理,ジャーナリズム)、国際コミュニケーション(日本学科) | 4:1 | 文(英語英米文学科)、国際コミュニケーション(異文化コミュニケーション学科)は1:1 |
経済、商、法、経営等 | 3:1 | 経営以外は科目の配点均等(1:1:1)、経営は英語の比率高い | |
明治学院 | 文、経済、社会、法(法律以外)、国際、心理 | 4:1 | 法律学科は1:1 |
独協 | 全学部 | 4:1 | 受験方式により国語の配点を100点にする学部あり |
武蔵 | 全学部 | 3:1 | 受験方式により国語の配点を100点にする学部あり |
学習院 | 経済 | 4:1 | |
明治 | 商 | 3:2 | |
情報コミュニケーション | 4:1 | ||
中央 | 経済、文、総合政策、国際経営 | 4:1 | |
国際情報 | 3:2 | ||
法政 | 法、文、社、経営等 | 4:1 |
これがすべてではないです。これ以外にもあればぜひご連絡下さい。
正直なところ、あまりに複雑すぎてまとめられません。(笑)この表も数日かけて調べました。
それから、リスニングだけを気にするのではなく
- 選択科目の比率を調整する大学学部もありますので、選択科目が得意な受験生であれば、それを選ぶ
- ベスト2という受験方式で出願する
ということも考えられますね。

内容は充分調査した上で記事にしておりますが、受験方式が複雑であるため、最終的にはご自身でご確認の上出願するようにお願いします。

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